URBAN DESIGN 365 : 2012

2012/12/11

大きなブロック?!アムステルダムのミュージアム広場で見つけたかわいいボラード

アムステルダムのミュージアム広場はアムステルダム国立博物館、ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム市立近代美術館、コンセルトヘボウ音楽堂などの文化的施設に囲まれた地区です。

アムステルダム市は1992年にこの地区の再整備を決定し1993年に完成しています。都市設計家Svan-Ingvar Anderssonと都市デザイナーStefan Gallによってマスタープランが設計されました。

国立博物館側の舗装された広場とコンセルトヘボウ音楽堂側の開放的な芝生広場によって構成されていて、芝生のスロープで構成された地下駐車場や地下スーパーマーケットの入口、紫色で統一された街灯、ベンチやごみ箱などがあります。この再整備でこの地区内への自動車の自由な交通は制限されました。

広場はとっても開放的で造りすぎてなく、夜には光るトップライトが広場の中を一直線に走るなどのたのしさもあり、程よい居心地の良さを感じます。そんな広場を歩いているとまるでブロック?!のようなボラード(車止め)を見つけました!

コンクリート製で2段に重ねるとブロックのようにがっちり連結することもできる優れものです。特に仮設で設置したいときに重ねるだけで頑丈なバリケードを比較的容易に設置することができる優れもの!

ミュージアム広場南東側に沿ったの道路の入口。自転車と歩行者以外は入れないようにブロック型ボラードが設置されています!
中心市街地にありながら広場のデザインは決して華美ではなく広大な芝生広場が印象的で全体的にシンプルな空間となっていてとても過ごしやすく好感が持てます。紫色の街灯が景観にも合っていていいね!とカラスさんも思ってるかも!

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ボラードは各国各都市に様々なデザインのものがありますがこのブロック型ボラードはとっても機能的でかわいいデザインの1つだと思います!

このブロック型ボラードは同じアムステルダムでもアイブルグ地区などの工事をしている場所などでも見ることができます。きっとオランダのいたるところで見ることができるデザインだと思いますので訪れた際はぜひ探してみてください!

2012/11/09

東京小田急線成城学園前駅夜のSEIJO CORTY

SEIJO CORTYは小田急線成城学園前駅と一体となっている小田急電鉄社の商業施設で、小田急線の連続立体化、複々線化事業と共に線路を地下化し地上部分に設けられた建築です。
地下部分に島式ホーム2面4線のホームがあり改札口とコンコースは地上部分にあります、新宿寄りの改札を出ると南北自由通路を含む地上4階建ての商業施設が広がっています。改札を出た建物の中央部分には1階から4階までを貫く吹き抜けになっていて改札を出ると自然光の差し込む明るい空間となっています。
吹き抜けを囲むようにテラスや店舗が配置されていて回廊のようになっていたり、建物の3階にはスロープの車路と駐車場スペースが確保してあり面白い空間となっています。
エスカレーターがテラスを結ぶように配置されていて各階のテラス部分と4階と同レベルの屋上には新宿側と小田原側にそれぞれベンチのあるテラス空間がありそれぞれ遠くまでの景色を眺めることもできます。
構造の鉄骨や壁面、床面にガラスや形成セメント板を多用するなど素材感を大切にした必要最低限のデザインで質の高い空間となっています!コンパクトな建物の空間を有効に、そして贅沢に配分した空間構成が程よく、夜は間接照明を多用していてとっても居心地が良くヨーロッパのモダンな駅舎を思わせます!
2006/12

夜の街に浮かぶロゴとガラスのファサードが美しい!

自由通路も南北の広場とつながりヨーロッパのモダンな駅舎を思わせる

1階に改札、3階に駐車場と入り組んだ空間構成が面白い

各階のテラスを結ぶように設置されたエスカレーター

4階部分のテラス席のあるレストラン!下に3階の駐車場空間が見える

4階部分のテラスも回廊のようにブリッジで結ばれています!

4階のベンチ、1階の広場などにも同じデザインのベンチがあります!

2012/11/04

公共空間の利便性や快適性が増す存在感!オランダ鉄道LCD案内装置のデザイン

オランダ鉄道の案内サイン、LCD案内装置はとってもシンプルで分かりやすい、取り付けるための部品にも共通のデザインが採用されています。

ホームの大型のLCDは写真の方向に設置されていています。時刻、行き先や停車駅などを表示します。内容はとてもシンプルで、必要な情報が容易に手に入ります。取り付けの部材はオランダ鉄道共通のもので、最低限ながら良い感じのたのしいデザインになっています。

アメルスフォールト駅は市の中心にあり、アムステルダム、エンスヘデー、ロッテルダム、デンハーグ、レーワルデン・フローニンゲンへの各路線が乗り入れる大きな駅です。

分割や連結などの多様な列車運行に対応するため、例えば同じ7番線でもいくつかの行き先の列車がほぼ同時に発着することもあります。そのため、ひとつのホームを7a、7b、7cなどと分けてホームが使用されています。

ホームにはホーム番号、LCD表示、秒針付きの時計が適度な間隔で設置されていて、利用者に必要最低限の情報を表示しています。また、ホームのところどころに各ホームのどの場所からどこ行きの列車が発車するのかを案内するLCD案内板も設置されています。

この2つのLCD案内板は違う向きに設置されているため、利用者は感覚的に知りたい情報にアクセスできるようになっています。

各ホームの発着を案内する小型のLCDは、専用のスチールポールに写真の方向で取り付けられていて、電車から降りるとすぐ目に入ります。大型のLCDと向きが違うため、2つがそれぞれ違う情報を案内していることが感覚的に解りやすく、デザインが統一されているので、自分にとって必要なLCDがどこにあるのか遠くからでも比較的認識しやすい。

オランダやドイツでは内容を厳選した案内サインをよく見かけます。過剰な案内を付け過ぎないからこそ増すサインの存在感、公共空間の利便性や快適性が本当に心地よく、質の高い空間が実現しています。

アメルスフォールト駅のホームの様子。ドーム型の高い屋根と自然光が溢れるトップライトが印象的な空間。待合室も薄い天井とガラスの壁だけのシンプルデザイン。手前に移動式のスロープが設置してあります。

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2012/10/25

東京上野公園内の新しいカフェ

美術館、博物館や動物園など様々な施設が立ち並ぶ上野公園内のほぼ中央に2012年4月ごろ2つの新しいカフェがオープンしました。
コンペにより20社程の中から選ばれた2つのカフェがそれぞれ木をふんだんに使った専用の建物の中にあります。東京都美術館側にスターバックスコーヒー、国立西洋美術館側に上野の森パークサイドカフェがありどちらのカフェもとってもにぎわっています。
2012/08

テラス席がたくさんあって気持ちよさそうな空間です

テラス席の近くには愛犬の定位置も確保されています

低層の建物に抜き文字の看板がよく合います

テラス席はこもれびに包まれています



2012/10/19

東京世田谷の広場空間 馬事公苑前けやき広場の都市デザイン

小田急線の千歳船橋駅から千歳通りを歩くこと10分、世田谷通りを左に曲がるとすぐに大きなけやきの空間が目に入ります。そこには世田谷通りから馬事公苑正門までのおよそ200メートルの区間にとても広い幅員約25メートルの歩行者のための街路空間が広がっています。

世田谷通りからけやき広場に少し入ったところ。昼間なのに大きなけやきが心地よい木漏れ日の空間を演出してくれています。世田谷通りに面してカフェや書店などがありまさに都会のオアシスと言える空間!けやき広場内にはベンチも多く程よい感覚を保ってゆっくり座って過ごすこともできます!

けやき広場の街路空間は大部分が歩行者のための空間として設計されています。車道は必要最低限の幅で広場の西側に対面通行で確保されています。車道というより車路と表現するべきこの空間の中央には重厚なポールと鎖による仕切りが設置してあり、最低限の車路機能は果たしつつも駐車はすることはできません。

そのため広場と連続性のある車路となっていて統一感のある良好な広場空間が保たれています。車路を含めた広場空間は舗装材に自然石を多用したデザインで大きな樹木と共に質の高い空間を構成しています。

街路空間の幅に占める歩行者空間の広さがとってもうれしいデザイン!
石畳にタイヤの跡と落ち葉、安定感のあるポールが車路空間を程よく引き締めています。でも道路標識のポールはなぜか白、茶色のタイプのあると思うのですが?!こういうところこそダーク系のポールにすればもう少しなじむかと…。

けやき広場に接して馬事公苑はもとより書店や百貨店、カフェやレストラン、そして東京農業大学の食と農の博物館などの商業や文化施設が集積しており広場では園芸市や陶芸市、区民際などのイベントも開催されています。

東京農業大学の食と農の博物館は広場のほぼ真ん中に位置しています。博物館内には様々な展示や施設のほかにけやき広場の四季を眺められるカフェもあります。広場の中央にある写真の白黒の石はチェス盤をイメージしているそうです。でも本当にチェスもできる本格的なものみたいです。馬事公苑だけに!
世田谷の住宅密集地とは思えないけやきや周囲の樹木の枝振りがとっても爽快です。街灯は低めのものが採用されていて足元の明るさを確保しつつ樹木に光源が向かないように配慮されています。

日本では都市の中でこれほど大きなけやきがまとまっている広場はあまり無いので、時間がない時でも身近に四季を感じてとっても気持ちよく豊かな時間を過ごすことができます。書店でお気に入りの雑誌を購入、カフェでホットのカフェラテを買ってけやき広場で読書、そして馬事公苑を散策して帰る!ここではこんなこともできちゃいます。

日本ではほとんど出会うことは無い巧みにデザインされた広場がここにはあります。けやき広場は落ち着いた雰囲気で馬事公苑や東京農業大学周辺の都市機能や景観要素を程よく繋いでくれています。

都市でこんなに大きなけやきのトンネルの下をゆっくり散策できるんです!ドイツやオランダでは良く出会う気がしますが…日本ではこのような広場は大変貴重です。
馬事公苑との接続部分では車道を渡りますが狭い横断歩道ではなく広場の幅いっぱいに歩行者優先のデザインが採用されていて段差無く馬事公苑側へ道路を横断することができます。日本ではあまり見かけない珍しい都市デザインです。と思って見渡すとやっぱり両端に狭い横断歩道と道路標識がありました、道路交通法?道路構造令?でもあんまり実用的なデザインとは思えません。この横断歩道に一体いくらの維持費が必要なんでしょうか。もしドイツやオランダでこのような街区内道路があったら、そもそも緊急車両や自転車以外の通過交通は通れない都市デザインを採用する気がします。

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最後に、ここを訪れるたびけやき広場さんありがとうと思います。そしてこれからもこのままのいい空間を関係者や利用者の方々みんなで維持してほしいと切に思います。

それからもう一つ思うことがありました。それはけやき広場のような日本のいい都市空間を訪れるたびに思うことです。日本では結構な割合で当初の設計の意図を忘れて設計者の意にそぐわない手を加えたり、違う素材で補修したり、ひどい時は補修ではなくそもそも都市設計者の意図とは全く違うであろう空間に壊して作り変えたりする事例が多いと感じることです。なのでここも大丈夫かといつも不安な思いになります。

特にけやき広場のようにすでにある日本では貴重で良好な都市デザイン空間をもし将来老朽化などで全面的に再整備することになったなら相応の都市設計者を採用し国際的なコンペなどの開催を通して今よりもいいと市民が感じられる空間。その時の時代に合った質の高い空間になるように都市デザインしてほしいと心底思います。けやき広場がこのような目に合わないように心より願っています。

2012/10/16

フランクフルト国際空港の照明デザイン

ドイツフランクフルト国際空港のターミナル内にある照明は天井を向いた間接照明になっています。
窓から入る自然光と天井のルーバーによって拡散した光が包み込むとっても居心地のよい空間でした。
ヨーロッパでは室内でも屋外でも光源が直接目に入るような照明はほとんど見かけません。特に公共空間にある照明はほとんど全てが間接照明になっています。また、多くの場合必要最小限の明るさが維持されていて、2700~3000ケルビンほどの暖かい色みの照明が街を包んでいます。
2006/09

ターミナルからは間近に航空機が見えます!

見る角度によって変わる天井の表情がおもしろい

窓越しの光と照明の光がミックスしてとってもきれい!


2012/10/10

オランダ エンスヘデーの自転車専用レーン

東側はドイツのノルトラインヴェストファーレン州と接しているオランダ東部の街エンスヘデーのラソンデルシンゲル通りの自転車専用レーンです。
エンスヘデー駅から徒歩約10分のところにあります、この通りの道幅はとっても広いです、じゃあとりあえず車道を上下あわせて4車線!なんてことはしません。歩道、駐車帯、自転車専用の車線と車道が上下に1車線それぞれあります。さらに通りの中央には大きな樹木のあるとってもとっても広い中央分離帯もあります。低層の街並みと中央分離帯の芝生と木がとってもきれいです!
オランダやドイツにはどこの街にもよくある標準的な道路ですが日本にあったらピクニックしちゃいそうな感じです。道路空間の使い方によって街は大きく変わると改めて実感する道路でした。
2006/09

中央分離帯の芝生や木が公園のような美しさ!

自転車専用車線はまっすぐ段差無しでしっかり確保されています

電線や横断防止柵もありません、木々がのびのびと風に吹かれています

2012/10/07

駅の豊かな表情となっているガラス屋根!ミュンヘンUバーンのメッセシュタットオスト駅

かつてミュンヘン国際空港があったこの場所には近年メッセ施設、オフィスや住宅、公園などが整備されています。公共交通はいくつかのバス路線とMVGの鉄道路線UバーンのU2が中央駅方面から乗り入れています。

メッセシュタットオスト駅西側の地上出入口は平屋のコンパクトな建物で、それを囲むようにバス停と自転車置き場が整備されています。地上の構造物は駅舎も含めてとてもコンパクトになっていて本当に必要な要素を配置するのみにとどめられていてとても好感が持てます。

屋根の淵をはじめ壁やエレベーターなどにはガラスなどの透過性のある素材が採用されていて、地下駅ながらとても明るい空間となっています。また、屋根のボリュームは構造材も含めてとても薄く金属の質感がとても美しいです。

大きな屋根の両端がガラスとなっています。屋根の下に立つと予想以上に視界が広がり、そこから見える青空と樹木がとっても爽快です!
駅の出入口は大きな交通島の中にあり、周囲はバスが回れるようになっています。この場所からも左のガラス越しに樹木がたっぷり見えます!交通島内は必要際制限の要素で構成されていて、上屋も非常に軽いデザイン。大きな屋根としての機能と視界が抜けるという都市デザインのたのしさを同時に感じることができます。
エスカレーターは足元のセンサーで上下とも利用できます。階段室の周囲も全面にガラスが採用されていて、屋根両端のガラスと共に空間に広がりを与えてくれています。階段室後方にはこれまたガラスの箱のようなエレベーターがあります。
地上からの自然光がたっぷりでとても明るい地下空間。エレベーターは構造材のみが存在しほとんど無いみたいに光と視界が抜けています!屋根にトップライトはありませんが、ここでも屋根両端のガラスのおかげで地下にも豊かな表情を演出してくれています。

駅の東側にはコンクリート打ち放しの大きな吹き抜けとメッセへと続く通路、大きなパークアンドライド利用もできる立体駐車場も整備されています。


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自然光をふんだんに取り入れ、駅を構成する要素がとても簡素。でも、質の高い駅空間を都市にデザインし市民に提供している。ドイツの環境政策の高さを感じることができます。

リーム地区にはショッピングモール、オフィス、住宅やメッセ正面に近いメッセシュタットウエスト、住宅やメッセ東側に近いメッセシュタットオストの2つの駅があり。どちらも地下駅ながら自然光や風をたくさん取り入れた質の高い駅空間となっています。

メッセシュタットオスト駅に関連する投稿
内容も取付け方法もシンプル!ミュンヘン公共交通MVGのLCD運行案内のデザイン

2012/10/03

緑の中のガラスの箱でバスを待つ!ミュンヘンのプファンツェルトプラッツバスストップ

ミュンヘン東駅からメトロバス55番で15分程、Sバーン(S7)ミュンヘンペルラッハ駅から徒歩15分程の距離にあります。メトロバス55番の他に139とナイトバスのN45も乗り入れています。

プファンツェルトプラッツバスストップは、この地区の中心に位置していて周囲には商店、飲食店や銀行が立ち並んでいます。デゥコー社の広告付きシェルターは、ミュンヘンの標準的なデザインで、リアルタイム運行案内表示機とゴミ箱も設置されています。

プファンツェルトプラッツは、南側の噴水広場以外のほとんどがきれいな緑地空間になっています。樹木も大きくシェルターの後ろには水辺空間もあります。バスを待つにはとても気持ちのいい都市空間になっています。

横断防止柵などは無く、バスストップに必要な空間がコンパクトに構成されています。大きな木々の下でゆったりとバスを待つことができます。
プファンツェルトプラッツは小川に沿ってほとんど自然のままの空間で構成され、自然環境の中に都市機能を最低限入れ込んだような都市空間になっています。環境や景観が考慮された、都市デザインの質の高さを感じます。

このようなバスストップ空間は欧州の多くの都市で標準的な構成となっていて、公共交通利用者はとても快適です。雨や風を防ぐことができますし、もしバスストップに早く着いたり、バスが遅れていてもゆったりと過ごすことができます。

デゥコー社の広告付きシェルターなどのシティスケープ事業は、デザイン性に優れ、しかも無償で設置と維持管理がされています。市民、行政から見て都市の維持費、企業から見て社会貢献と広告活動、デザイナーから見て作品活動、3者のメリットは計り知れません。

この他にもデゥコー社は、自転車シェア事業のシクロシティを行うなど、都市にとって無くてはならない存在です。

日本も少しづつ街で見かけるようになってきたデゥコー社のバスストップ、もっと多くの街で見られるようになるといいと思います。


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2012/09/30

ミュンヘンリーム地区の公園

ミュンヘンの東側にあるリーム地区はかつてミュンヘン国際空港があった場所で、1992年5月に北部に新しいミュンヘン国際空港が開港した後にメッセ施設やオフィス、住宅や公園、ショッピングエリアとして整備された地区です。また、整備途中の2005年にはドイツ連邦庭園博覧会BUGA2005が公園地区や一部住宅地区の広い範囲で開催されたました。1990年にコンペによってマスタープランが策定されて2014年頃のプロジェクト完了を目指しています。
リーム地区へは中央駅からMVGの鉄道路線Uバーン(U2)に乗って行くことができます。地区内にはメッセシュタットウェストとオーストの2つの駅があります。
そんな新しい街の住宅地区にある公園にとってもいい空間を見つけました!芝生の緑とオレンジ色の遊具がとってもわくわくします!
2005/09

とっても刺激的なデザイン!大人でも遊びたい

サークルの中は砂場になっていてそれぞれ違った仕掛けがあります

オレンジの部分はラバー製で裸足でとっても気持ち良い

遊ぶ、座るなどなどとっても機能的なデザイン!

2012/09/27

ミュンヘン中心市街地の屋根のある路地!カウフィンガー通りから続く路地のカフェ空間

ミュンヘンの中心市街地にあるカウフィンガー通りはマリエン広場からカールス広場方面へ向かう歩行者専用道路です。数々の商店や飲食店が軒を連ねていて毎日多くの人でにぎわっています。

マリエン広場に面してガレリア・カウフホーフというドイツのデパートがあります、広場からカールス広場方面にカウフィンガー通りを少し歩くと、ガレリア・カウフホーフの建物を過ぎたあたりにカウフィンガートーアというガラス屋根付きのきれいな路地空間があります。

ガレリア・カウフホーフ西側にある中庭空間の様子、カウフィンガー通りの賑やかな雰囲気とは一変して自然光と風が気持ち良い緑あふれる静かなカフェ空間がある。右側は地下食品売り場への入口。

カウフィンガートーアに面しているいくつかの建物の中庭には、路地から直接入ることのできる中庭があり、そこには中心市街地とは思えないほどの緑あふれる落ち着いた雰囲気のカフェ空間が広がります。

カウフィンガー通り、カウフィンガートーアを含む旧市街周辺は歩行者専用の道路で有機的につながっています。1日中とても歩行者が多く、この都市の空間がいかに豊かなのかを感じさせてくれます。
カウフィンガートーアの様子、屋根はガラスで日中は自然光のみで十分明るい!夜にはアーケードがライトアップされてまた違う表情を見せてくれる。
日差しがたっぷりで緑あふれるカウフィンガートーアに面した中庭空間!中庭にはカフェ、レストランがあり中心市街地でありながら静かで自然を存分に感じながら食事の時間を過ごすことができます。

以前はカウフィンガー通りやその周辺にの歩行者専用道路にも自家用車が多く乗り入れていて、渋滞、騒音や大気汚染に悩ませれていた時代もあるそうなのですが。今ではゆったりとした質の高い時間が流れ、見る影もありません。


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2012/09/25

市民には欠かせない水上の公共交通!アムステルダム中央駅発着のGVBフェリー

アムステルダム中央駅のすぐ北側にはアムステルダム市営交通会社GVBの運行するフェリーが発着しています。国際列車も行きかう中央駅の南側はトラムとバス、北側はフェリーといったようにとても広大な空間が広がっています!

フェリーが対岸からたくさんの人を乗せて中央駅の乗り場に到着したところ。こちら側から乗る人がたくさん待っています。

GVBの運行するフェリー路線は全部で5路線あります、そのうち中央駅を発着するのは3路線で対岸の3箇所と結ばれています。いずれも運賃は無料で多くの市民に欠かせない移動手段として愛用されています。

その3路線の中でも対岸と最短距離で結ばれているフェリーの運行本数は非常に多く歩行者のほかに自転車やバイクもそのまま乗船できます、バスや自動車は少し離れたところにあるトンネルを利用して対岸へ移動します。

トラムやバスと同じくフェリーにも行き先や時刻を表示する案内装置やデゥコー社のシェルターが整備されています!自転車や原動機付きバイクもそのまますっと乗っていました。
GVBの鮮やかなブルーのフェリーが次々に発着します!その光景は都市が市民に愛され、生きているという感じをこれでもかと感じさせてくれます。見ているだけでもたのしい!乗船してみるともっとたのしい!!
最短距離のフェリー路線はケーブルカーのように中央ですれ違いを行うかなりの高頻度運転です。
対岸までの乗船時間はだいたい5分ほど!まもなく市営鉄道北南線(52番線)が開通しますが、地上と地上をシンプルに結ぶフェリーもこれまで通り活躍するようです!

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アムステルダム中央駅周辺では数年前からステーションアイランドプロジェクトという市営鉄道南北線を含む景観美化事業やさまざまなインフラ整備事業が行われています。整備事業のうちのひとつが写真の看板にもある新しい護岸、フェリー乗り場と新しいバスステーション、新しいトンネルの整備プロジェクトです。まもなくの完成がたのしみです!

2012/09/22

アムステルダム自転車道とトラムの交差点

ここは自転車道がトラムの線路と交差する信号機のない場所です。
アムステルダム中央駅を発車したトラム7路線、バスが4路線通るので上下合わせると結構たくさんのトラムやバスが通ります、自転車や歩行者もこの先がニーウェンデイク通りに向かう路地なので抜け道のように結構たくさん利用します。でもトラムは信号機がないので基本的には全然スピードを落としませんのでみんな合間を見計らって渡っています。
そんなところも横断禁止にしたり信号機を付けたり、または立体交差にもしないで平面交差!こんな気の利いたデザインの標識ひとつで空間構成されています。トラム、自転車と歩行者で空間を共有していてとっても利用しやすいです!
2006/09

ブルーのトラムにブルーの標識そして青い空!

ニーウェンデイク通りに抜ける路地なので結構みんな渡り