URBAN DESIGN 365 : 自転車やトラムが都市の主役!オランダのLEDカウントダウン表示付き自転車用信号機

2013/07/16

自転車やトラムが都市の主役!オランダのLEDカウントダウン表示付き自転車用信号機

自転車専用レーンが街を有機的に結んでいるオランダ。自転車用のレーンがあるだけではなく交差点には自転車用の信号機も整備されています。

黄色の部分にLEDタイマーが!とっても実用的です。自転車のマークが光る信号機は日本には無いですが、コストをかけて自転車用などと補助標識を付けるよりも感覚的に認識できてとっても良いデザイン。

オランダで自転車レーンを走っていると交差点では必ず自転車マークの信号機が目に入ります!トラム、バス、自転車、歩行者、クルマはそれぞれ別々に制御されていてお互いに交錯することがありません。

それだけを見ると信号待ちが長そうな感じもしますが、これが意外とこまめに変わるため短い。多くの歩行者、自転車用には信号の色を知らせるトコトコ音の付いた押しボタンがあり、トラムやバス用は通りかかったときのみ信号が進めになります。

そのため、意外と待ち時間は短く、不要な信号待ちが少ないように制御されています。イメージでは常時クルマ用の信号が進め、自転車や歩行者、トラムやバスが来たときはセンサーや押しボタンで比較的すぐ進めになります。特にトラム、バスレーンの場合は多くの場合、赤信号で止まる前に進めの信号に変わります。

都心部では歩行者や自転車、トラムやバスが多いためクルマの進め信号はとっても短くなる傾向があり、クルマだと赤信号待ちの時間が多めになります。そのせいか、市民は自然と赤信号の多くなる時間帯に、や荷物が少ないときなど、クルマが必要ないときはトラムや自転車で行こう!となるのだと思います。

このことがトラムやバス、自転車の移動手段としての存在感を抜群に高めています。このような都市政策によってオランダではとてもトラムや自転車を乗り回したい気分になります。

公共交通を利用したりレンタル自転車を借りて街を有機的に移動する方がとても気持ちよく、時間とお金の節約、環境保護にもなる都市デザイン!素敵です。

ポールの下の方にはかわいい小さな信号機が付いています。オランダやドイツでは自転車用信号機が交差点の手前に設置されるのが標準なので、先頭で信号待ちをするときにとっても見やすく、まるで自分専用信号機のような楽しさがあります。

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