オランダの横断歩道は渡りやすい!何でだろう?!オランダに限らず欧州の国々では当たり前といってもいい横断歩道の都市デザインがあったのです。
お孫さん?の手を引いて道路空間の真ん中にある交通島で東方面のトラムと車道の様子を伺いながら渡るタイミングを見計らっている様子!この時点で西方面の自転車レーン、車道とトラムは渡り終えているのであと半分で道路を横断できる。 |
一見狭そうに見えるこの道路は歩道のほかに自転車レーン(赤い舗装の部分)、車道とトラムが相互に走っているため結構広い幅員と交通量があります、その道路空間の中でグレーの四角い舗装材が使用されている空間が歩行者のための空間です。最初は道路の真ん中で待つなんて危ないと思ったのですが、実はたくさんのメリットもある道路空間でした。
写真手前の歩道から渡り始めると始めは西方面の自転車レーンを渡ります、そして交通島。次は西方面の車道とトラムを渡ります。そしてこの時点で半分、真ん中の交通島に着きます。あとは東方面のトラム、車道を渡り、そして交通島。最後に東方面の自転車レーンを渡れば横断完了です!このように交通島がいくつもあるのでひとつひとつ確かめながらまるで飛び石のように渡れる横断歩道デザインというわけです。
たくさんの要素のある道路を一度に全ての状況を確かめて渡るのはとっても大変で、横断歩道のペイントのみでは止まってくれる自動車も非常に少なくお互いにタイミングを間違えやすくなりますし、渡るチャンスは全てのタイミングが合った一瞬しかありません。このような交通島のある横断歩道デザインの方が個別に対応できてより早く、安全に横断できる可能性が高くなると思います。
さらに、多くの場合写真のように交通島が複数あることで狭さくの役割を果たしますし、車道にはハンプもあるので歩行者が居るときには自動車はスピードを落としやすいデザインとなっていて必ずしも信号機が必要ではない横断歩道空間を造ることもできます。つまり都市の維持、管理コストや無駄なアイドリングも削減することが可能となります。
そんな交通島と横断歩道の都市デザインの様子をグーグルマップを利用して見てみましょう。ここは都心?!しかし本当に街路樹や公園の緑とカフェがとってもきれいです。
そんな交通島と横断歩道の都市デザインの様子をグーグルマップを利用して見てみましょう。ここは都心?!しかし本当に街路樹や公園の緑とカフェがとってもきれいです。
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このような横断歩道のデザインもあってかオランダやドイツでは横断歩道や交通島に歩行者が居るときは結構な確立で止まってくれます。きっとドライバーも交通島に歩行者が居たら渡ってきそうで怖いので止まるか、スピードを落とそうと考え歩行者優先の行動がしやすいのだと思います。歩行者に優しい良い都市デザインですね!是非実際に現地で体感してみてください!
ちなみに日本の市街地で考えてみるとこの幅員があればだいたいの場合片側2車線(4車線)の道路となり、交通島も無いので信号機なしで渡るのはちょっと怖いですね。
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