URBAN DESIGN 365 : いまも市民生活の中心!オランダデルフト旧市街の運河を行く水上バス

2013/06/03

いまも市民生活の中心!オランダデルフト旧市街の運河を行く水上バス

オランダの運河は歴史的に治水、防衛とライフラインなどの役割を担ってきました。水位は適正に管理されていて多くは今日も輸送などの目的で利用されています。

デルフトでも運河は水上タクシーや自家用ボートで移動したり、多くの場所にかかる橋や建物などの歴史的な建造物とともに美しい都市空間をつくり出しています。

美しい運河を静かに水上バスがやってきました。この場所には橋の上を除いて運河沿いに柵などは無く、時代を超えて都市景観を大切にしていることが感じられる。

旧教会のすぐ隣に小さくてとても美しい運河があります。建物、樹木と運河以外にはほとんど何もない都市景観が保たれていて、市民が歴史的な景観を本当に大切にしていることが伝わってきます。ここはとても狭いので船は通らないと思っていたら、なんと来ました!運転技術すごいです。

狭い運河を進む水上バス、とてもたのしそう!オランダの各都市を訪れた際は水上から街を感じてみるのがおすすめです。

オランダやドイツでは、このような都市空間がその都市のどこか一部にだけあるのではなく、広い面で実際に現在も市民によって利用されていて、適切に維持管理されています。

日本では政策上景観保護が徹底されていないので、保護されてもとても狭いポイント的な景観保護になり、古都の連続性は全く残りません。日本では感じられない古都の感覚がオランダやドイツにはあります。


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